いちごの育て方と病気対策について解説します。
いちごの育て方
1. 準備
- 場所: 日当たりが良く、風通しの良い場所を選びます。
- 土壌: 水はけの良い、肥沃な土を使用します。酸性土壌を避けるため、pH6.0-6.5が適しています。
2. 植え付け
- 時期: 秋(9月~10月)か春(3月~4月)に植え付けます。
- 苗の選び方: 健康な苗を選びます。葉が青々として病斑がないものが良いです。
- 間隔: 苗の間隔は約30cm、列間は40cm程度空けます。
3. 水やり
- 頻度: 植え付け直後は毎日、根付いた後は土が乾いたら水をやります。
- 方法: 地面が湿る程度にたっぷりと与えますが、水はけが悪いと根腐れを起こすので注意が必要です。
4. 施肥
- 元肥: 植え付け前に有機肥料や緩効性肥料を土に混ぜ込みます。
- 追肥: 開花前と収穫期に追肥を行います。窒素、リン酸、カリウムをバランスよく与えます。
5. その他の管理
- 除草: 雑草はこまめに取り除きます。
- 摘果: 果実の数を調整して、大きな実を育てます。
いちごの病気対策
1. 灰色かび病
- 症状: 果実や葉に灰色のカビが発生します。
- 対策: 風通しを良くする、適度な間隔で植える、防除薬剤を使用する。
2. うどんこ病
- 症状: 葉に白い粉状のものが発生し、葉が変形します。
- 対策: 風通しを良くする、適度な間隔で植える、防除薬剤を使用する。
3. 根腐れ病
- 症状: 根が黒くなり、植物が枯れる。
- 対策: 水はけの良い土を使用する、過剰な水やりを避ける。
4. ウイルス病
- 症状: 葉が黄化したり、縮れたりする。
- 対策: 健康な苗を使う、病気の株を早めに除去する、アブラムシの防除を行う。
害虫対策
- アブラムシ: 対策としては防虫ネットの使用や、薬剤散布。
- ダニ: ダニ用の防除薬剤を使用する。
まとめ
いちごを健康に育てるためには、適切な環境と適切な管理が重要です。また、病気や害虫の早期発見と対策が、豊かな収穫に繋がります。
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